3年生　研修キャンプ報告

2018.11.05

10月17日～19日の2泊3日で研修キャンプに行ってきましたので、報告いたします。

場所は、例年と同じく富士山の麓の山中湖のほとりにある宿泊施設YMCAキャンプ場です。

3年生全員と教員、そしてお手伝いくださる野外学校FOS代表戸髙雅史さん（まささん）とスタッフの皆さんと共に、東京蒲田とは環境の違う自然の中で過ごす3日間はどのような時間になるのか。

楽しみ半分、不安半分といったところでしょうか(^_^;)

そんな気持ちを抱えながら、朝のHRでは、校長先生よりこの3日間の目的についてお話をいただきました。

担任としては、とにかく全力で向き合う時間を教員側も全力でサポートしよう！という思いでおりました。

朝のHRを終えて、たくさんの教科書をスーツケースに詰め込み、早速学校前からバスに乗り込み出発いたしました。

1日目。

無事に到着。ちょうどお昼ご飯の時間です。が、早速勉強開始です！

いきなり勉強！？とビックリした様子でしたが、たくさん勉強しないと時間がもったいないですね！とことんやりましょう(^_^)

1科目を終え、やっとお昼ご飯です。

キャンプといえば、カレーライス！と思い込んでいた私達のお昼ご飯はミートソースのパスタでした。

「カレーじゃない～(-_-;)」なんて声がたくさん聞こえてきこえてきましたが、そんなこと関係なく、用意されていた以上に食べていました。すごい食欲です。

お昼を終え、午後の勉強開始です。

グループで先ほど勉強した内容を振り返り、記憶します。

一人で向き合う時間と仲間と向き合う時間。得意不得意がある中で、互いに教え合う時間はとても良い雰囲気での勉強時間となっていました。

夕食・お風呂の時間も終え、それでもまだまだ勉強しましょう！

校長先生からの夜食差し入れタイム(^_^)

それに加えて、FOSスタッフの皆さんからお茶の差し入れをいただきました。

ちょっとした休憩が嬉しい時間です。

ピアノ演奏タイムもありました。

素敵な音色をありがとう（笑）

もう少し、がんばろうという気持ちで、最後の勉強に取り組みます。

気づけば、夜12時を回り、眠さの限界に近づいている学生もおりましたが、それでも、必死に取り組んでいました。

でも、もう限界・・・ですね（笑）

立っていても寝ています（笑）

1日目。12時半を回ったところで、勉強終了です。

また、明日もがんばりましょう！

2日目。

まだ暗い中、起床です。山中湖畔へと出て、見えるかも！？しれない、朝日を見に行きました。

なんとなく、雲が厚いな～と感じつつも、朝日が見えることを期待し、湖畔で時を過ごし、ました。白鳥がきて、今日もがんばれと応援してくれました！

残念ながら、朝日は見れませんでした。が、朝の凜とした空気を感じ、眠たかった目も覚め、朝の勉強を始めるには、ちょうどよい散歩でした。

目が覚めたところで、今日の勉強開始です！がんばりましょう！！

午前中いっぱい勉強をしたところで、終了合図です。

やっと終わった～と歓喜の声でいっぱいとなりました。

なんと、13時間ほど、勉強しました！みんなよくがんばりました！！

お疲れさまでした。

そして、午後からは、富士山の世界へ。

身支度を調え、出発です。

今日は、お天気が良く、最高の散策日和です。

富士山の4.5合目付近から、今日は下りましょう！とまささんからお話がありました。

みんな下るなら大丈夫！

と自信満々で出発しました。

順調に下っていると、目の前に大きな倒木があります。それも、一カ所ではなく、何カ所にも見られ、登って超えたり、木の下をくぐったりと、自分で考えながら、そして、手を支え合いながら、降りていきました。

そんな姿がたくさん見られました。

途中、森に呼ばれるように、黙々と森の中へ入っていく学生もおり、少年のようだな～なんて思って見ていました(^_^)

途中、自然の中でソロタイム。

人と人との話し声や歩く度に聞こえる木が折れる音。そんな音が一切なくなり、森の中が一瞬にして無音になりました。本来の森の世界にお邪魔させていただいたそんな感じです。それぞれが何かを感じた時間となりました。

午後の時間をたっぷりかけて、下り終えました。

久々に身体を動かし、自然の中に入って、良い気分転換になったと思います。

森を降りてから聞きましたが、普段はこんなに荒れた道のりではないそうで、台風24号の影響により、起きた出来事とのことでした。

夜は、FOSスタッフさっちゃんにたき火を作ってもらい、火を囲みながら、まささんの太鼓とギターの音色を聞きながら、みんなで盛り上がりました。

あっという間にキャンプの半分が終わりました。

夜は自分達の部屋で、語り合ったり、トランプをしたりと、楽しみながら過ごしていたようです。

3日目。

朝食を終え、この3日間を一人で振り返り、シェアをしました。

一人一人から紡ぎ出された言葉からは、たくさんのエネルギーを感じ、その全員のエネルギーはとても大きなものでした。

昨日の富士山の世界は台風により「ワンダーランド」になったとまささんは仰っていました。大きな木が倒れ、そこに空から光が入り、小さい草木に陽があたり、また新しい木が成長していく。それが自然の摂理である。とお話されました。そんな自然の中で私たち人間が生きている。自然の流れに逆らうことなく、今いる環境に感謝し、自分がやるべきことに真剣に向かうこと。それが私たちにできることであると思います。

まささんは、「今私が向かう世界」へ進んでいってください。と伝えてくれました。向かう場所があるということは幸せなことだなと思いました。

一人一人があの場所で感じたこと。私自身も感じたこと。みんなでシェアした言葉はここで過ごした3年生全員の中にきちんと入っており、それが今後の活力となると確信しています。

国家試験まで残り約100日。

最後まで、一緒にがんばっていきましょう(^_^)

楽しい3日間でした。

ありがとうございました。

第3学年担任　香取