1年 尿沈渣検査実習
2019.01.21
年も明けて、後期の授業も再開しました。
1年生の授業には、現在、順天堂大学医学部附属順天堂医院にて臨床検査技師として活躍している本校卒業生(19期生)の脇田 満先生が講師として授業を教えに来てくれました!
脇田先生は、本校の同窓会会長であり、技師会で若手の臨床検査技師勉強会の講師をしたり、学会の進行や取りまとめを行う座長をつとめるなど幅広く活躍されています。
今回は、尿沈渣検査実習の講師として後輩達である学生に授業をしていただきました。
「尿沈渣検査」とは、尿を遠心したときに沈殿する赤血球や白血球などの有形成分を顕微鏡で観察する検査で、腎・尿路系疾患の診断や治療効果の判定に用いられています。
私たちにとって身近で、患者さんに痛みを与えない検査でもある「尿沈渣検査」ですが、がんの発見にもつながる重要な検査なのです。
授業では、異常検体と自己尿の観察とスケッチを行いました。
まず最初は、腎臓のはたらき、スケッチや識別のポイントについての講義を行いました。
腎臓のはたらきなど基本的な内容から、わかりやすく丁寧に解説してくれました。
次に、自己尿の標本作成です。
みんな、尿をこぼさないように慎重に作業していました。
そして、いよいよ顕微鏡での観察とスケッチです。
入学時は、顕微鏡の取り扱いがわからなかった学生も、使い方に慣れてきて、みんな手際よくピントを合わせて観察をしていました!
スケッチも細部まで上手に描いていました。
また、わからないことは、積極的に脇田先生に質問していました。
脇田先生も一緒に顕微鏡をのぞきながら、一人一人の質問に対して丁寧に答えてくだり、学生達もとてもたのしそうに勉強に励んでいました。
実際に現場で活躍している先輩と関わることができ、勉強面だけでなく様々な学びがあったのではないでしょうか?
今回、学んだ学生達が脇田先生のように現場で活躍できる臨床検査技師になることを期待しています!
脇田先生、貴重な講義ありがとうございました。
事務課 伊藤