旅立ちの日

2019.03.30

桜も満開を迎えようとしている春到来のこの時期、毎年のことですが、卒業生たちが旅立っていきます。今年の3年生も全員が卒業試験をクリアーし、全員で国家試験にチャレンジすることが出来ました。成績に伸び悩みながらも、「全員卒業・全員合格」のスローガンを胸に、学生同士が支えあい、力を合わせて臨んできた結果で、今年の3年生を大変誇らしく思います。

今年の国家試験は傾向も変わり難易度が高く、残念ながら全員での合格はなりませんでした。しかし、結果だけが大事なのではなく、その過程、プロセスの中で培ってきたものに本当の価値があります。他の学校では、国家試験の合格率を上げるために、卒業、受験をさせず、その結果を高い合格率として外に発信しています。しかし、そこにはその学校の「誇り」は存在しません。本校の卒業生は自分たちの力でこの3年間を積み上げ、自分をそして仲間を成長させてきました。

卒業式でのあのあたたかい雰囲気はこの学年が創り出してきた「想い」の賜（たまもの）だと思っています、謝恩会でもたくさん泣いて、たくさん笑っていましたね。最高の時間でした。僕らはそれを共有してきた仲間だなぁと強く感じます。卒業生が去ったあとには、今年も、いただいた大切な宝物が…。たくさんの「言葉」ありがとうございました。「本当に辛かったときに支えてくださりありがとうございました」「第二のパパありがとう」「また来るね」…。そのために、僕らはいつでもここに居続けます。また新しい新入生が入ってきます。時間は止まりません。皆さんの「イマ」を精一杯生きてください。

「昭和医療技術専門学校」の卒業生としてのこれからの皆さんの活躍に、大いなる希望を持ち、大いに期待しています。

卒業おめでとう。そして…ありがとう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　学校長　山藤　賢