東京都内で唯一の臨床検査技師教育に特化した実績ある伝統校

昭和医療技術専門学校

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血液検査実習!

2019.07.02

2年生の血液検査実習に、日本赤十字医療センターで臨床検査技師としてご活躍されている本校卒業生(19期生)の平石 直己先生が講師として教えに来てくれました!!

血液に含まれる白血球や赤血球、血小板、各種の細胞数の測定や細胞の形状観察などさまざまな病気の発見にもつながるのが血液検査です。今回は「採血」、「標本の作成」、「スケッチ・観察」を行いました。

さっそく、標本を作るための血液を採血していきます。どの学生も慣れた手つきで素早く行動していて見ていて安心感がありました。 そして、自分達で採血した血液とブレッカー液と呼ばれる染色液と混ぜあわせて、それをスライドガラスに乗せて標本にしていきます。

色鉛筆を手にもって、自分たちで作った標本や実際に異常が起きている標本などを顕微鏡と教科書を交互にみてスケッチをしていきました。標本と顕微鏡を何度も見て、どの学生もしっかりとポイントを押さえてスケッチを行っていました。平石先生が各グループを回って学生たちの疑問や質問にその場で答えてくれていたので、学生たちの疑問がその場で解消されて笑顔になるというとても温かい空間でした。病院では、たくさんの検査結果を短時間で報告しなければならないので、自動血球計数機を使用して行います。学内実習では、機械を使用しないで用手法(手作業)で行っており基礎技術を学ぶとても大切な実習です。

 

検査機器が今後どれほど発達しても、最終的な判断は私たち人間が行います。だからこそ検査についての知識と基本的技術を身につけていくことが重要となっていきます。技術や知識をつけて一人前の臨床検査技師として社会で活躍できるように教職員一同これからも全力でサポートしています!

平石先生、本日は貴重なお時間ありがとうございました。

事務課 徳差