旅立ちの季節
2018.03.15
この時期は、いつも寂しさと共にこれからの大いなる期待に胸を躍らせる季節であります。国家試験を終えた3年生達を送り出す卒業式が先週行われました。
本校におきましては、特徴ある大きなイベントの一つであります。
一人一人のスピーチに始まり、各表彰、そして、半数近くの学生が皆勤賞で檀上に並ぶ様は、毎年の本校の名物でありますが壮観でありました。
親御さんへの感謝の言葉、先生方への感謝の言葉、そして一緒に過ごした仲間たちへの言葉…。涙ぐんで言葉にならない学生、未来への力強い決意を語る学生、入学してきたときには、自己紹介も満足に出来なかった学生達が、この3年間で力強く鍛えられ、また、あたたかい心を育んできたことが、このスピーチからも感じられ、感極まりました。
来賓の下田先生を始めご参加いただいた講師の先生方、保護者の方々、全ての方々に深く感謝いたします。ありがとうございました。
卒業式、謝恩会を無事に終えた今、少し寂しくなった学校に、学生の発した言葉と、感謝の色紙が残っています。
今年も、多くの学生が、「この学校に入って本当によかった、在学中は大変なこともたくさんあったけど、ここでなければ自分は絶対に検査技師にはなれなかった」と述べていました。その言葉の中には、先生方への思い、仲間たちへの思い、皆で成し遂げてきたことへの価値が含まれていました。私自身は…、卒業式での感謝の言葉、謝恩会でのDVD、そして色紙の中にも書いてあった、「山藤先生がこの学校の校長先生で良かったです」という言葉をいただけて、それだけで、皆さんとの強い絆を感じます。皆さんを心から教え子として誇りに思います。
国家試験の発表は3月末ですが、すでに就職を決めている学生達が次々に旅立っていきました。みんな、それぞれの場所で頑張れ!「何事も一生懸命」に(^^)
そして、皆さんのメッセージは後輩に強く伝わっています。この繋がりと、紡がれていく関係性が本校の自慢です。
あらためまして、この縁と繋がり、卒業生と過ごした3年間に深く感謝。
ありがとうございました。
学校長 山藤 賢