福島中・高生のための「富士山プロジェクト2013」 レポート1
2013.10.21
本法人が本年より支援しています、福島中・高生のための「富士山プロジェクト」を、10月12日(土)~14日(月)の3日間に渡り実施いたしました。
このプロジェクトは、日頃、放射線濃度の高い地域で生活している子供達を、『富士山を中心とした場』に連れて行って活動することで、心と体を元気にすることを目的に、野外学校FOS代表の戸高雅史氏の活動に対し、本法人理事長及び学校長を務める山藤賢が全面支援を申し出て実現した企画です。
◆詳しくはこちらをご覧下さいL◆
http://www.showa.ac.jp/mt-fuji/
福島県内(福島市、二本松市、南会津町)の子供たち(中学生~高校生)合計13名の参加者が富士山の森と山で過ごしました。
本校からは学校長をはじめ、職員、学生計10名が参加いたしました。
■初日(10月12日)
雲ひとつない快晴です!!
早朝に出発した福島の子どもたちが森に集まり、参加者全員で焚火を囲い自己紹介。みんなニックネームで呼び合います。
ウェルカムランチは、みんなでお餅をつき、きなこ、あんこ、大根餅、けんちん汁と盛りだくさん!!いろんなところから、“笑顔のおいしい”が聞こえてきます。
子どもたちは、なわとび、ハンモックや鬼ごっこ、焚火に集まりトランプ、キャッチボールとあっという間に森に馴染んでいきました。
テントもみんなで協力して設営します。夕食は山梨名物ほうとう鍋、夕方になり少し冷えた体をあたためてくれます。
食後は“ナイトハイキング”!!
静寂な森のブッシュを掻き分け、満天の星空の下、この場にいれることに感謝です。
就寝までみんな思い思いの時間を過ごしました。
■2日目(10月13日)
朝の光がとっても気持いい。本日も快晴です!!
朝早く起きた子どもたちと一緒に、朝食のサンドイッチを作りました。
みんなが揃うと焚火を囲んで、朝食のはじまり。
昨日いっぱい遊んだこともあり、朝からみんな食欲旺盛(笑)
ロールパン、イギリスパンに好みの具材をはさみ、美味しく頂きました。
子どもたちはというと、みんな楽しそうに焚火でパンを焼き、創作サンドイッチを作っていました。
5合目まで車で移動し、観光街からキャンプ地の佐藤小屋を目指します。
山中湖、河口湖を眺めながら40分ほど歩き、目的地の佐藤小屋に到着。ここの標高は2,230mになります。
テントを設置後、夕陽を見るためにもう少し登山道を登っていくと、夕暮れがはじまり静かな時間の流れを感じます。小屋に戻るころには陽が沈み、目の前には夜景が広がっていました。
夕食は冷え込んできた体に嬉しい、あたたかい牛丼、中華丼をいただきました。
夜はランタンのやさしい灯りの下、子供たちと一緒にこの2日間を振り返りました。
話をしながら星空を見上げ、流れ星を見つけると歓喜の声が!!
野宿する子供たちは、大人たちの間に挟まりながら寝袋にくるまり、明日のご来光に備えて就寝。